日本で契約中の医療生命保険。アメリカ移住時に解約は必要?

こんにちは、harutocoです。

先日、日本で契約中の保険会社の担当者さんと話をする機会があり、今後の保険商品の持ち方について改めて考えるようになりました。

アメリカの医療費の高さは有名な話なので、アメリカ移住に向けた不安要素の一つになっています。アメリカ移住後はもちろん、現地の保険に加入するつもりですが、現在日本で契約している医療生命保険は解約すべきでしょうか。

 

日本で契約中の医療生命保険は、アメリカ移住後も補償される?

保険料の振り込みを継続している限り、日本での契約条件に沿い補償されます。

例えば、アメリカ移住後に現地の病院に入院したとしたら、日本で契約している医療保険の条件に合わせた入院費用負担額が支払われます。生命保険も同様です。

私の場合、25歳で結婚した当初に加入した保険のため、保険料を比較的安く抑えられています。

アメリカに移住する計画とはいえ、いつ何が起こって日本に帰ることになるかわかりません。その時、何年後かに新たに保険に加入しようと思うと、年齢によっては保険料がぐんと上がることが予想されます。

支払う余力がある限り、日本の保険を持ったままアメリカ移住したいと考えています。

 

日本の医療保険だけでは、アメリカで何かあったときにカバーしきれない

ただし、アメリカ移住後は必ず現地の保険に入る必要があります。

日本の医療保険は、日本の国民健康保険制度に基づいて算出された補償額になっているため、医療制度や料金体系の全く異なるアメリカでは、カバーしきれないという問題が生じます。

生活環境が変わることで、体調を崩しやすくなることも考えられますので、たとえ高額で躊躇してしまってもアメリカの医療保険には必ず加入するようにします。

 

アメリカの医療保険の4つの種類

アメリカで医療保険に加入する際の基本条件として、大きく分けて以下の3つの種類から自分に合った保険を検討していくことになります。

  1. HMO (Health maintenance organizations)
  2. PPO (Preferred provider organizations)
  3. EPO (Exclusive provider organizations)
  4. POS (Point of Service)

一つずつポイントを整理してみます。

【参照】WebMD  HMO, PPO, EPO: What Health Plan Is Best?

 

1. HMO (Health maintenance organizations)の特徴

HMOネットワーク内の病院や医師に治療のみカバーされる保険です。あらかじめかかりつけ医(Primary Care Physician)を決めておき、専門医の診察を希望する場合あは、原則的にその主治医を通してアポイントをとります。

 

2. PPO (Preferred provider organizations)の特徴

保険会社と契約したネットワーク内外から自分で好きな医療機関を選べます。通常、ネットワーク外の医療機関を利用した場合には自己負担金額が高くなります。

 

3. EPO (Exclusive provider organizations)の特徴

HMOに非常によく似たシステムで、保険会社と契約したネットワーク外の医療機関では保険が適用されません。ただし、かかりつけ医の紹介状無しで専門医の診察を受けることも可能です。

 

4. POS (Point of Service)の特徴

HMOとPPOをミックスしたようなシステムです。専門医の診察を希望する場合、主治医からの紹介状が必要になります。また、保険会社と契約したネットワーク外からも医療機関を選ぶことができ、この場合の自己負担金額は高くなります。

 

避けては通れないアメリカ医療保険への加入

アメリカ カリフォルニア州在住の義母に聞いたところ、義両親はPPO (Preferred provider organizations)に加入しているようです。保険料は高くなるが、万が一の場合選択の自由があるというのが大きなメリットになるとのこと。

2015年時点でのアメリカ無保険者の割合はおよそ13%。適正な保険に加入しておらず、医療負担が原因で自己破産してしまうケースもあると聞きます。

アメリカに移住するとなれば、避けては通れないアメリカ保険への加入。それぞれいくらかかるのか、カバーされる範囲の詳しい情報については改めて記事にしたいと思います。

 

まとめ

アメリカで加入する医療保険の条件やカバー範囲を理解した上で、日本の医療保険の持ち方を決めたいと思いますが、現状は日本の医療生命保険を保持したままアメリカ移住したいと考えています。

ただ、日本の保険のみに頼るのではなく、あくまで主になるのはアメリカで加入する医療保険、日本の保険は将来的に日本に帰国する場合や、アメリカで治療を受けた場合の自己負担を少しでも和らげる一種のお守りと思って持っていた方が良さそうです。

 

====================

人気ブログランキングに参加しました!

このブログを面白い!役立つかも!と思っていただいた方は、以下をクリックしていただけるととても嬉しいです。

人気ブログランキングへ

どうぞよろしくお願いします。

====================

コメントを残す